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目的を家族で話し合ってみよう

下地処理は、家そのものを長期的に保護します。下地処理を怠ると、1缶10万円以上の高級な塗料を使っても、2年程度で剥がれたり、錆が発生することがあります。
改善したい順に優先順位をつけましょう
塗装が終わってしまえば下地は見えなくなってしまうので、きちんとした下地処理をしないで塗装しても見た目の仕上がりは同じように見えます。
見えない部分をしっかりと処置しておくことで、仕上がりも美しく、保ちもよくなるのです。

施工会社の良し悪しを判断するには、見積時にどのように下地処理をするのか説明を求めましょう。常に研究熱心な施工会社ほど下地処理に力を入れており、質問に対してもわかりやすく丁寧に説明してくれるでしょう。逆に、ごまかすような対応をする会社には注意が必要です。

低価格につられないようにご用心

長年の間、風雨にさらされた屋根には、汚れ・ほこり・カビなどが付着しています。

その汚れをや砂を高圧洗浄機という機械を使って、しっかりと洗い流します。汚れが残っていると、塗装をしてもしっかり密着しません。



下地の状態に応じてケレンをします。サンダー(電動工具)、紙やすり(手工具)などを使い、錆止め塗料の密着力を強めるため錆や劣化塗装を除去します。 この作業は一番手間がかかりますが最も重要な作業です。

金属屋根などは表面がつるつるしているため、その表面をわざと軽く傷をつけ、その傷の中に塗料を食い込ませて、
密着性を高めます。かなり錆がひどい場合や剥がれている場合には手作業では限界があるので、サンダーという電動工具を使って錆を削り落とします。この作業をおろそかにすると、すぐに錆が発生したり剥がれたりする原因になります。
ケレン作業がしっかりと完了したのを確認後、錆止め塗料を全面に塗装します。錆止め作業後、紫外線から保護するため上塗り塗料を塗ります。





低価格につられないようにご用心

屋根と同様に、高圧洗浄機を使って、汚れ・ほこり・カビなどをしっかりと洗い流します。







モルタルの場合は経年による劣化でひび割れを起こすため、塗装をする前にしっかりとシーリング補修をします。その際に大切なことは、大きなひび割れがある箇所に「Vカット」と言って、サンダーなどの工具で、あえて切り込みを入れてひびを広げます。この作業をしないと、ひび割れの表面だけをシーリング材でふさぐことになり、シーリング材が機能せず、すぐにひび割れが出る可能性があります。ケレンと同様、非常に重要な作業です。

また、サイディングなどの目地部分のシーリングは、10年以上経過していると弾力性がなくなり、ひび割れていきます。新たに塗装をする際は、既存のシーリングを撤去し新規に打ち替えることをお勧めします。

下塗りは接着剤の役割をし、仕上げ塗料との密着性も高める大切な塗料です。この下塗りをすることで、仕上がりの美しく、剥がれを防止し頑丈にします。

また、吸い込みや劣化具合が激しい時は、下塗りを1回ではなく2~3回塗ることもあります。下地の状態や種類など、しっかりと診断した上で塗料を選定することが大切です。


01.失敗しない塗装の秘訣
02.会社の所在地を確認する
03.塗装の命、下地処理