外装リフォームにおいて、まず工事の初日に行うのが「足場の組み立て」です。この日から始まる外装リフォーム工事は、ほとんどがこの足場の上に乗って行われます。
これからこの足場に乗って工事にあたる職人にとって重要なのは、「足場が揺れないこと」はもちろんのこと、「作業がしやすい位置を考慮して組み立てているか」です。足場によって手が届きにくい箇所が生まれてしまうと、塗り残しや塗りムラなどを発生させる要因になりかねませんので、使いやすさと安全を考慮して組み立てなくてはいけません。
また、お客様にとっては工事の期間中、足場が組み立てられたまま生活を送るわけですので、なるべく日常生活の邪魔にならず、安全であることが必須です。このように、安全かつ上質な工事を行う為にも、最初の一歩はとても重要なのです。
高圧洗浄とは、高圧水発生装置で加圧した高圧水を噴射した時の衝撃で汚れを落とす洗浄方法です。
常に外気に晒されている外壁は、土や泥、ホコリなど様々な汚れがついています。長時間付着していた汚れはちょっと水で流したり拭いたりしてもなかなか落ちません。そこで、水を高圧で行きよい良く噴射させ頑固な汚れもキレイに落とします。
壁がよごれたまま塗装作業をしてもキレイな外壁にはなりません。キレイな仕上がりを実現するために大切な洗浄作業を職人が丁寧に作業いたします。
外壁をキレイにしたら、次は下地処理などを行います。工事全体の中でも細かく根気の必要な作業ですが、この作業が仕上がりを大きく左右しますので、しっかり丁寧に作業します。
まず、養生とは、非塗装部分をビニールなどで覆い塗料がかからないようにしたり、塗装の種類を分けて塗る部分をテープで区切り塗装がはみ出ない様にする作業です。
シーリングとは、劣化などによる外壁のひび割れや隙間などを埋める作業です。なるべく長持ちするような素材を適材適所で使用します。
鉄部や木部の塗装には、ケレンといって古い塗装や汚れを磨き落とす作業を行ったうえで塗装をします。ケレン作業をしっかりしないまま塗装をしてしまうと耐久性がいちじるしく低下してしまいます。
ほとんどの塗装工事は、下塗り・中塗り・上塗りの3工程に分けて塗装を行います。1回塗りでは駄目なのかと思われる方もいるかもしれませんが、1回塗りでは色ムラだできたり、どうしてもキレイで耐久性のある塗装に仕上がりません。外壁塗装は3回塗り以上が基本です。
まず、最初に塗装する作業が「下塗り」です。下塗りは仕上がりの耐久性・美しさのために重要な作業です。下塗りの塗料には、それぞれ特徴や効果をもった様々な種類の塗料があります。中塗り・上塗りの塗料との密着を良くする塗料や下地に染み込んで下地を強くする塗料、ドロドロした塗料を使用して滑らかで厚みのある表面にする場合もあります。
外壁の種類や状況などによりこの様々な種類の塗料の中から最適のものを選び塗っていきます。
下塗りの次が「中塗り」です。下塗りと上塗りの間に塗る中塗りの目的は、塗りに厚みを持たせ長持ちさせる事や、上塗りの補強です。基本的に中塗りは上塗りと同じ塗料を使用するため、このタイミングで外壁がイメージした仕上がりに近づいてると見た目で実感できるとおもいます。
最後の仕上げが「上塗り」です。塗料は中塗りと同じ者を使用します。上塗りの最大の目的は、やはり美しさでしょう。下塗り・中塗りの効果でより美しい見た目に仕上がります。また、上塗りでさらに厚みをつけることによって耐久性なども上がります。ローラーや刷毛などを使いより丁寧に作業をします。
塗装作業が終わったら、使用した足場をばらして片付けます。チームワーク良くテキパキと足場をばらし、周辺の清掃を行います。足場が無くなるとキレイになった外壁が遠くからも見ることができるようになり、リフォームした実感がより感じられるとおもいます。
点検が終了したら、ついに工事完了です。
丁寧な作業でハイクオリティーな仕上がりにたくさんのお客様から高い評価を頂いています。
外装リフォームはこれで終了ですが、定期的なメンテナンスを行う事でより長持ちさせることができます。お客様のご都合に合わせたメンテナンスをご提案できます。ぜひご相談ください。